ここでは、株価が常に変化することのしくみについて説明しよう。
まず、株価が常に上下している要因のことを『材料』というんだけど、
株価を上げる要因が『好材料』、反対に株価を下げる要因のことを『悪材料』という。
そして材料の中でも最も重要なものが、それぞれの会社の業績なんだ。
一般的に売上高と営業利益が同時に伸びている状態を好業績っていうことができるんだけど、
普通業績がいいと『さらに株価が上がるだろう』という予想のもとに株を買い、
逆に業績が悪化すると『下がる前に売ってしまおう』と考えるのが当然だろう?
それはそうですよ。
ところが実際にはそれほど単純ではなくて、
一般に『株には先見性がある』とか、『株価は半年から一年先を織り込んで動く』といわれているんだ。
どういうことですか?
ある会社が好業績を発表したときに、先見の明のある投資家はそれを察知して、
先にその会社の株を買っているため、その時点ですでに株価は上がっているということだよ。
そうか、じゃあそこでその株を買っても、そんなには値上がりが見込めないってことだ。
さらに、好業績の情報をマスコミが大々的に流すと、
株を持っていた投資家たちが『これ以上の好材料はもう出ないだろう』と判断して株を売ることもある。
こうなると、好業績なのに株価が値下がりするという奇妙な現象が生じるわけだ。
そんなことが起こるんだ~。
逆に、ある会社が大赤字を発表したときなどに株価が上昇することもあるんだ。
これは悪材料が出尽くしたと判断した投資化が、その会社の株を買い始めたことを意味している。
つまり投資家が注目しているのは過去の業績よりも、今後の業績予測ということがいえるね。
初心者のうちはすごく難しそうだなぁ。
でも中長期的に株を持ち続けるのであればあんまり問題はないんだ。
その会社が業績を伸ばし続けている限りは、長い目で見れば株価は上がっていくんだから。
儲けるためには、これから伸びていきそうな会社を見つけて、
人より先に投資することが大事なポイントということを覚えておくように。
■株価変動のしくみ まとめ
●株価を上げる要因が「好材料」。下げる要因が「悪材料」。
●株価を左右する要因で重要なのは、現在よりもその会社の将来の業績。

